●大同4年(809年)奈良東大寺の定恵上人が、世尊寺と言う寺を建てたのが鶏足寺の始まりです。その後、仁寿元年(851年)比叡山円仁上人によって、山号は「仏手山」、院号は「金剛王院」と定められ、寺城の拡大と整備がされました。
●天慶2年(939年)平将門が乱をおこします。この時、常裕法印は下野の押領使藤原秀郷の乞いをうけ勅願によって将門調伏の修法を行いました。法印の功により秀郷は将門を倒し、寺も鶏足寺に改められました。
●文永6年(1269年)下野薬師寺長老慈猛上人を迎え、それまで天台・真言兼帯のお寺だった鶏足寺はこの時から真言宗にかわりました。
●天文22年(1553年)兵火にかかり寺の堂宇は焼失してしまいました。現在の本堂は正徳3年(1713年)、護摩堂は享保17年(1732年)の建立です。
●樹齢200~300年と思われるサルスベリが4本植えられています。7月から9月の長い間、紅色の花を咲かせます。
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