●古くは天台宗の時代や、修験道の人たちの道場として栄え数多くの堂塔が立ち並んでいたようですが、現在はこの毘沙門堂とふもとの本堂を残すのみです。
●このお寺には日本中でも珍しい行事が二つあります。一つ目は大晦日の夜に行われる「悪口祭り(あくたいまつり)」です。この行事は、ふもとから毘沙門堂までの道のりを「バカヤロ~!!」と大声で叫びながら登ります。江戸時代から伝わるもので一年間積もったうっぷんを「バカヤロ~」の声で発散し、すがすがしく新年を迎えようというものです。もう一つは、元旦の大護摩の後に行われるもので「滝流しの儀(たきながしのぎ)」といいます。こちらも江戸時代から伝わるもので、祈願者の頭上から神酒を注ぎ滝のように尽きることのない御利益を頂けるというこれまた珍しい行事です。
●境内には、天台宗の時代を忍ばす「山王権現」や「大黒天・恵比寿」のお宮、駐車場の下には願いをかなえてくださるという白ヘビの神様「叶権現」などもあります。
●お正月は三が日、その他の月は毎月一日の朝六時より護摩が修されます。
●足利七福神めぐりの「毘沙門天」がお祀りされています。
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